【ゆとりPACS】家計簿で解決できるのは過去?現在?未来?

FPの情報発信
突然ですが
あなたはなぜ今、この記事に
興味を持って読み始めましたか?

この記事を読まれているあなたは
タイトルにある「家計簿」という
ワードに興味・関心を持っている
はずです。

そして家計簿を作成することで
現在抱えている何かしらの問題を
解決できると思っていたり、悩みや
不安が解消されると思っていませんか?

これは大枠として間違っていませんが
少し誤認されている方も多いので
本記事にて家計簿で何を解決・解消
できるのかについて解説します。

ご興味のある方は
どうぞ続きをご覧ください。

家計簿は目的が重要

家計簿についてお話していきますが

そもそも家計簿って何??

そうですね。そこは改めて
ちゃんと確認しておきましょう。
家計簿とは家計の記録のことです。
そして家計とは家庭内において
いくら稼いだのか、いくら使ったのか
いくら貯まったのか、お金の動きの
ことをさします。

家計簿とは家計の帳簿のこと
家計とは家庭の収支や貯蓄のこと

これを前提に進めていきます。

まずあなたには家計簿に興味や
関心を持った理由があるはずです。

その理由は

  • なぜか毎月お金が残らない
  • 貯蓄が減っていくから不安
  • 物価が上がって家計が大変
  • 近い将来、大きな出費がある
  • 結婚して家族ができた
  • 子どもが生まれた
  • 家計簿をつけるように言われた

などでしょうか。

これらの理由について対策することや
問題解決、悩みや不安の解消など
家計簿の目的は必ずあります。

その家計簿の目的をできる限り
明確にしましょう。

そして家計簿の目的がブレないように
進めていきましょう。

なぜなら目的がいつの間にか家計簿を
「作成すること」になってしまう方が
多いからです。

そうなってしまっては家計簿が
意味をなすはずもなく、結局

家計簿って意味なかったな

となってしまいます。

これは家計簿が専門分野の
ひとつでもある私たち
FPサロンゆとりPACSとしても
残念な気持ちになります。

ということで、そもそもなぜ
家計簿に興味や関心を持ったのか
何を目的としていたのかなど
洗い出して明確にしてみてください。

家計簿の対象データは過去のもの

それではタイトルにもある様に
過去、現在、未来について
解説していきます。

この時間軸について改めて
解説するのには理由があります。

それは家計簿によって達成できる
目的の時間的対象を現在だと誤解
されがちのため、それを解いて
おきたいからです。

つまり家計簿を作成することによって
問題解決、悩みや不安解消ができる
時間的対象は現在ではないということです。

えっ?!
何を言っているの?

と混乱しないでください(^^;)

そもそも家計簿を作成するための
データはどうしても過去のデータに
なります。

家計簿は一般的に1ヶ月分の
家計をまとめたものになります。

当然、家計簿作成の対象となる
情報は1ヶ月経過したものであり
その分、過去のものになります。

最短でも数日前、数週間前からの
収支を計算するからこそ家計簿は
出来上がります。

長い人生単位で捉えると家計簿は
現状把握という表現になるため
「現在」と思われがちですが
家計簿だけで考えれば単に過去の
データを見ているに過ぎません。

家計簿は大切な最初の一歩

ここまで読んでいただくと
ただでさえ面倒な印象のある
家計簿について

じゃ、やっぱり家計簿って
意味なくない?

と思われるかもしれませんが
それはまた違います。

確かに家計簿とは少し前のデータを
もとに人生単位で見て、やっと
現状把握ができる程度のものです。

過ぎ去った家計について悔やんでも
それ自体で何かを解決・解消できる
わけではありません。

しかし長い人生単位を対象に
考えた時、家計簿は問題解決や
悩み不安解消のための大切な
最初の一歩となります。

逆に言えば家計簿がなければ
人生単位の問題解決はとても
困難になります。

要するに長い人生にゴールを
設定したとすると、道のりが
長すぎる為ショートゴールの
設定が必要になります。
※ショートゴール=道のりの細分化

そのショートゴールが
毎月の家計簿になります。

例えば30年後にリフォームのため
1,000万円準備する計画の場合で
考えてみましょう。

単純計算ですが1,000万円を30年で
割ってみると、毎年33万円強の
積み立てをする必要があることが
わかります。

さらに月割りすると毎月約28,000円

この積み立てが可能かどうか
確認するために現状把握をする。

つまりこの1ヶ月分の確認があって
はじめて計画がスタートします。

ということで家計簿は大切な
最初の一歩となりますので
しっかり把握しましょう。

家計簿で解決できるのは未来

ここまで家計簿について

  • 目的が重要
  • 対象データは過去のもの
  • 大切な最初の一歩

とお伝えしてきました。

これらを前提として本題です。

家計簿を作成することにより
達成される目的の時間的対象は未来

ここまで散々そのように
前置きしましたので今さら感は
否めませんが…

本記事でお伝えしたかったことは

家計簿作成は目的のゴールではない

という事です。

  • 家計簿を何のために作成するのか
  • 家計簿で何がわかるのか
  • 家計簿がなぜ必要なのか

この辺りを理解することで
家計簿が本当の価値を発揮し
人生にとって大事なものと
なります。

未来のために過去データを使って
現状把握をして、後悔のない人生に
しましょう。

まとめ

家計簿で解決できるのは
過去?現在?未来?
について解説しました。

家計簿はあってもなくても
今すぐ困るものではないため
ただただ面倒なものです。

しかしそれは正しく認識されれば
面倒ではなくなるかもしれない。

むしろ大切なものと思い前向きに
家計簿作成をするかもしれない。

そう思い、解説をしました。

長い長い人生を
無計画に過ごしてしまっては
結果が成功なのか失敗なのか
それで良かったのか悪かったのか
振り返ってもわかりません。

それなのに人生はやり直しが
きかないものです。

こんなにもつらく大変な状況が
前もってわかっていたら…

こんなにも幸せな状況が
前もってわかっていたら…

長い年月をかけて何かしらの
準備ができたかもしれない。

そう後悔しない為にも
人生の計画を立てましょう。

そして計画を細分化して
家計簿を有効活用しましょう。

最後まで熟読いただき
ありがとうございました。

気になることやご意見、疑問質問など
何でも受け付けています。
お気軽にお問い合わせください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました