【解説】ファイナンシャルプランナーとは?【ほぼセールスパーソン】

ゆとりblog

先日FPサロンゆとりPACSの
顧問FPサービス利用者さんから

ゆとりPACSのこと
知り合いに話してたら
「FPって何する人なの?」と
聞かれて説明に困りました

というお話を聞きましたので
FPとは何をする人なのか
ゆとりPACS的見解で解説します。

ゆとりPACS的見解とは
「一般論ではなく独自の見解」と
いうことです。

どんな意図があって独自の見解
なのかが気になる方はこちらを
ご覧ください。
↓ ↓ ↓

ちなみにFPとは
ファイナンシャルプランナーの略称です。
私たちFPサロンゆとりPACSは
ファイナンシャルプランナーとして
年間500回以上の面談をする中で
たくさんのお客様より喜びの声を
頂いてきた経験と実績があります(^^)/
だからこそ発信することに
自信があります。
それでは解説していきます。

ファイナンシャルプランナーとは
企業が売りたいものを都合よく売る人
つまり
セールスパーソン(営業マン)です。

世の中には多種多様なFPが存在します。

役に立つFPと役に立たないFP
不動産売買に特化したFP
保険商品販売に特化したFP
投資商品販売に特化したFP
相続関連相談に特化したFP
家計の節約術に特化したFP
相談料無料のFPと有料のFP

少し大きなお金を動かす買い物には
だいたいFPが出てきます。

表向き多種多様でもほとんどの場合
保険商品の販売に繋がっています。
これがセールスパーソンである
と表現する所以です。

本来FPとは
お金について計画を立てる人であって
物を売る人ではありません

表現を変えると、本来FPとは
相談者のお金を守る人であって
相談者のお金を奪う人ではない
ということです。

それなのにセールスパーソン??

その通りです。

今、感じられた矛盾が
この記事で伝えようとしている
本題になります。

スパイに対しスパイと気づかず
懐に招き入れるようなもの。

大前提ですが

ファイナンシャルプランナーとは
お金について計画を立てる人

これを念頭に置いたうえで
クリーンなイメージだけを持って
騙されないでもらいたいので
この先ももう少し読んでください。

例えば住宅購入など
高価なお買い物の時に無料で
”FPによる家計診断”が受けられると
知り「ぜひお願いします」と安易に
受けてしまったことはありませんか?

その際、期待することは

今の家計状況で購入しても
大丈夫なのかを診断してもらえる

ということでしょうか?

FPってお金のこと詳しそうだし
判断材料になるかも??

これ、だまされますよ!

企業側からしたら正当な商売です。
ビジネスとはそういうものです。

相談者と接点を持ち、いかに商品を
販売するかを必死に考えています。

しかしFPの使い方が詐欺に近い!

どれほどの人がFPを心底信用するか
わかりませんが、少なからず

今の家計状況で購入しても大丈夫なのか
診断してもらえるいい機会

と思っているはずです。

その状況で家計診断してくれるFPに
相談した結果、もし購入が厳しかった
としても

「家は買わないほうがいいです!」
とは99%言いません。ほぼ確実に

相談無料FP
相談無料FP

「問題なく買えますよ」

という回答になります。

営業テクニックとして

相談無料FP
相談無料FP

「ちょっと厳しいかもしれない」
「本来は難しいですが○○さんのために
上司に相談してみます」

みたいな演出はあるかもしれません。

無料相談に応じるFPにとって
どんな家計状況かは関係ありません。

無料診断してくれるFPの目的は
契約締結、販売することです。

FPの本来の役割からすると
矛盾していることに気づきますか?

資産形成のために資産を守る側の人が
反対に高額商品を買わせようとする。

本来の役割と真逆のことを
されていると気づきましょう。

しかしFPという立場や
専門知識を悪用しているFPは
矛盾に気づかれないように
言葉巧みに商売をしています。

つまり【悪用している】とは
セールスに使われているということ。

この【悪用】があまりにも多いので
”ほぼセールスパーソン”と
タイトルにつけました。

私たちFPサロンゆとりPACSは
ライフプランニングをきっかけに
他社、他団体の商品販売を目的と

することはありません。

※収益目的のない、お得になる情報は
共有させていただきます。

 

繰り返しになりますが
FPとはお金について計画を立てる人です。

例えば明日や来週、来月くらいの計画は
誰でもおよそ立てられると思います。

しかし
1年後、5年後、10年後、20年後・・・
遠い未来になれば計画を立てることは
難しくなってきます。

その長いスパンの計画について
専門知識を用いて立てるのがFPです。

この専門知識は特に難しくありませんが
一般の人からすると難しそうに見えます。

だからこそ悪用されてしまうのです。

【悪用】については
こちらの記事をご覧ください。
↓ ↓ ↓

FPという言葉の意味

ここでFPという言葉の意味を
確認しておきましょう。

まず冒頭でもお伝えしましたように
FPはファイナンシャルプランナーの
略称です。

ファイナンシャルプランナー
ふたつの単語に分けましょう。

ファイナンシャルは「金銭上の」

プランナーは「設計者」

直訳すれば「金銭上の設計者」

つまり「お金について計画を立てる人」
となります。

FPに求められる能力

”FP”と聞くとどんな印象ですか?

お金のこと何でも知ってそう

節約術をいろいろ知ってそう

人生単位のスケジュール表を
きれいに作ってもらえそう

どれも間違いではないですね。

ただし前述の通り
セールスパーソンとしてのFP

商品を売るために必要なことは
何でも知っている。
商品を売るために必要な節約術は
何でも知っている。
商品を売るために人生単位の
スケジュール表をきれいに作成する。

これらの能力を企業から求められます。

では反対に相談者は
FPに何を求めているのでしょうか。

答えは当然
【セールスパーソンじゃないFP】
を求めているはずです。

つまり

売ることを目的とせずに
お金について計画を立ててほしい

企業との癒着がない
売ることを目的としないFPですね。

セールスパーソンじゃないFPは

相談者の人生計画に必要なことは
何でも知っている。
相談者の人生計画に必要な節約術は
何でも知っている。
相談者の人生計画についてできる限り
希望を取り入れつつ、実現可能な内容で
スケジュールをわかりやすく作成する。

これらのことを求められます。

さらにセールスパーソンじゃないFPは
持つべき大切な能力がふたつあります。

このふたつ、相談者からしたら
「別にそんな能力なくてもいいけど」
と思うかもしれませんが、実はこれ
持ち合わせていないとFPの価値
ほぼゼロになります。

ひとつは

言葉にならない欲求をくみ取る力

もうひとつは

お節介力

このふたつ、解説します。

ひとつめ

言葉にならない欲求をくみ取る力

多くの日本人は
欲求を言葉にできていません。

「欲求を・・・」というと大げさですが
何をしたら心地いいのかって意外と
認識することが難しいものです。

この内容については
こちらの記事をご覧ください。
↓ ↓ ↓

ライフプランって何だろう

と思われた方は
ぜひお読みください。

自分がどんな欲求を持っているか
認識することは、かなり意識的に
しないとできないことです。

例えば同調圧力なんかも欲求を
認識することの妨げ要因になって
いるはずです。

だからこそFPは
【言葉にならない欲求をくみ取る力】
必要になります。

欲求を積み重ねて出来上がるのが
人生の計画書なので当然ですよね。

例えば「住宅購入したい」と言葉にする
人の潜在的に認識できていない欲求は
「家族団らんの時間を大切にしたい」
かもしれません。

その場合、無理して、もしくは他の
選択肢についてしっかり検討せずに
住宅購入してしまうことは結果的に
欲求から離れる選択にもなりえます。

このことから
セールスパーソンじゃないFP

なぜ購入しないといけない?
なぜ今のタイミング?
なぜこの面積でないといけない?
なぜこのハウスメーカーでないと
いけない?

こんな質問をしていくことで
何を求めて住宅購入を検討しているのか
潜在的に認識できていない欲求を
注意深く確認する必要があります。

これができないFPは
住宅購入したいと言葉にする相談者に
対して、どうしたら住宅販売できるかを
必死に考え、補助金制度や節税対策を
調べたりします。

そんな情報はネットで検索すれば
だいたい出てきますので
FPの能力は必要ありません。

ということで、ひとつめ
【言葉にならない欲求をくみ取る力】
でした。

続いて
セールスパーソンじゃないFPにとって
大切な能力ふたつめ

お節介力

お節介ってどうしても
ネガティブワードの印象ですよね。

しかし
セールスパーソンじゃないFPにとって
【お節介力】は必須能力になります。

なぜかといいますと

人生設計に正解・不正解はありませんが
最適解があるから

です。

最適解は家庭によって、また
価値観によってまったく違います。

家計についての質問や
価値観に触れるやり取りから
探っていくほか方法が
ありません。

これがお節介になります。

もし相談者自身で最適解にあたる
人生設計の組み立てと遂行ができるなら
FPは不要です。

しかし

多くの人は
自分で人生設計を組み立てると
往々にして最適解にはなりません。

前述しましたように認識できていない
欲求が盛り込まれていなかったり
反対に実現不可能な内容になっていたり
修正点が多々でてきます。

人生にとって役に立つFPは
人生設計を最適解に近づけることを
目的としてお節介を焼きます(^^;)

何となく想像してみてください。

「これがやりたい!」
「これが欲しい!」

と言っているのに

「何でやりたいのですか?」
「無かったら困りますか?」

などなど確認されるのを・・・。

やっぱりお節介ですよね(^^ゞ

何でも買っていいわけではなく
何でも節約するわけでもない。

日常の買い物から大きな買い物まで
何を買うか、何を買わないか
限られた資産の中で取捨選択
しなければなりません。

そのための確認をしていきますが
これはお節介以外の
何物でもありません(^^;)

しかしこのお節介があるからこそ
人生計画の実現が可能になります。

ということで
ふたつめ【お節介】でした。

このふたつを持ち合わせている人は
FPサロンゆとりPACSが定義する
FPに向いているかもしれませんね。

FPは二種類に分類される

冒頭で多種多様なFPが存在すると
お伝えしました。

実はどんな種類のFPが増えても
大きくふたつに分類されます。

それは相談料が無料か有料か
ということ。

ここから
【無料で相談できるFP】と
【相談料が無料じゃないFP】
について解説していきます。

無料で相談できるFPに要注意!

何も考えずに生活していてFPという
存在に触れるとしたら、間違いなく
無料で相談できるFPです。

住宅購入のことは前述しましたが他にも

生命保険に加入しようと検討した時や
投資信託を始めとする投資商品購入を
検討した時など

大きなお金を動かす時にはだいたい
無料で相談できるFPが現れます。

FPとは相談者の人生を
大きく左右させてしまう
とても重大な責任を背負う職業です。

そんなFPに無料で相談できるって

チャンス!ラッキー!

と思いますか?

よく考えてみてください。

無料で相談できるFPも商売です。

どこかで大きなお金が動くからこそ
収入が発生します。

動かすお金は大金であり
それは相談者の資産です。

つまり無料相談といって
気軽に相談させつつ、商品の販売や
契約締結を狙っています。

金融に詳しい人であれば

そんなの当然でしょ

と思われるかもしれません。

確かにビジネスなので当然のことです。

しかし問題は人生を大きく左右して
しまう可能性があるということ。

金額の小さなお買い物に対して
無料のFPは出てきません。

数百万円、数千万円という
お買い物のときです。

人生においてそんなイベント
数えるほどしかないはず。

ということは
無料相談できるFPが出てくるときは
人生において大きな分かれ道なのです。

どの選択肢を選ぶかでその後の人生を
大きく左右する場面で、相談している
相手がセールスパーソンです。

売ることが目的の営業マンです。

無料で相談しているFPが作成した
ライフプランに信憑性は皆無です。

ライフプランは見せ方によって
数千万円の誤差が出せてしまいます。

戸建て住宅一軒分の誤差は
簡単に作り出せてしまいます。

それでも無料のFPに相談しますか?

FPにお金を払うのは損?

続いて
相談料が無料じゃないFPです。

タイトルからも想像できると思いますが
相談料が無料じゃないFPの割合は
とても少ないです。

出会えたら奇跡??
それこそラッキーかもしれません。

どの様に相談料が掛かるかは
そのFPにより様々です。

1時間当たりの相談料を設定
作成する資料ごとに金額設定
顧問型として定額の顧問料を設定

などなど

それぞれの特徴を解説します。

1時間当たりの相談料を設定

1時間当たりの相談料を設定している
場合、相談者の質問に的確に答える
という特徴があります。

その的確な回答はネットで調べれば
出てくるような一般論に近く
比較的【お節介】はなくドライです。

注意点として時間制限がありますので
相談者はあらかじめ疑問、質問を準備
するはずです。

すると無意識に理想の回答まで想定
してしまいます。

結果、時間内でもらえた回答が
理想の回答であれば鵜吞みにし
想定外の回答であれば自分なりの
解釈で都合よく変換して捉えて
しまいます。

例えば一般的には危険とされる
選択として

退職金を勢いのある
個別株に全投資したい!

と相談するとしましょう。

相談するということは相談者は
危険とされる選択にOKという
回答を想定(期待)しています。

ここで相談されたFPが

「ん~・・・辞めときましょう!」

と回答したとします。

これに対し相談者は都合よく

「ん~・・・」って悩んでたってことは
絶対ダメではないんだな。

と解釈し全投資をしてしまう。

こんな感じです。

時間制限を設けた相談では
価値観の共有ができないという
デメリットがついてきます。

作成する資料ごとに金額設定

作成する資料ごとに金額設定している
場合、資料はとても綺麗です。

相談者の希望を反映させた設計で
相談者の思い通りになりやすいです。

これはデメリットになり

  • 思い通りになってしまう
  • 瞬間を切り取った資料

のため
”人生の役に立つ資料”というよりは
”資料を作成した”という満足感
得るための意味合いが強いです。

表現を変えると
作成した資料内容が実現されようが
実現されなかろうが資料作成した
FPに責任はありません。

つまり相談者の人生がどうなるか
資料作成したFPには関係なく
無責任になりがちです。

注意点として、作成した資料が
一時の満足感を得る為のものなのか
人生にとって役に立たせたいのか
事前によく考える必要があります。

よほど自分自身の計画に自信があり
「とにかくきれいにまとめてほしい」
ということであれば、いいですね。

顧問型として定額設定

顧問型として定額の顧問料を設定して
いるのが、本来のFPとしての役割を
果たすために有効です。

人生は日々状況が変化します。

その都度、併せて計画の見直し
必要になります。

ここで注意点ですが状況変化に
併せた人生計画見直しのたびに
新たな気持ち、新たな考えで作成を
してしまうとぶれぶれの計画になり
お勧めできません。

人生計画にはある程度の一貫性が
必要です。

そのため、見直しに至った経緯や
思惑、価値観などが重要になります。

顧問型は常にサポートがあり
その都度、的確な見直しや
提案、助言をもらえます。

これが顧問型が有効な理由です。

しかし継続的に顧問料はかかります。

が、もちろん顧問料も
組み込まれて人生設計されますので
問題ありません。

以上が相談料が無料じゃないFPの
解説でした。

ゆとりPACSは有料で顧問型

ここまで読んでいただいて
想像がつくと思いますが
私たちFPサロンゆとりPACSは
有料で顧問型です。

もしFPサロンゆとりPACS以外で
FP相談を検討される場合も
ぜひ有料で顧問型を推奨します。

有料で顧問型でも要注意!

有料で顧問型を推奨しましたが
FP相談を検討される際に
  • 有料だから
  • 顧問型だから
だけで判断してしまうのは危険です。
わかりにくいですが相談者にとって
不利益となる関連企業と癒着して
セールス(売り込み)によって
”関係ずぶずぶ謝礼金”をもらっている
可能性もあるという注意喚起です。
しがらみのない助言、提案を
しっかりしてもらえるのかを
見極めましょう!
中には相談料が有料で、なおかつ
”関係ずぶずぶ謝礼金”をもらっている
The金の亡者の様なFPもいますので
くれぐれもご注意ください。

まとめ

この記事では「FPって何する人?」
について、ゆとりPACS的見解で
解説しました。

表向きの回答は
【お金について計画を立てる人】
で間違いありません。

しかしFPには種類があり
表向きの回答だけを信じてしまうのは
注意が必要とお伝えしました。

大きくは相談料が無料か有料かで
分類されます。

日本では圧倒的に無料の方が多いです。

どちらがいい悪いということではなく
お金の相談をする上で自身の目的に
合ったFPなのかということを
しっかり見極めましょう。

私たちは
FPサロンゆとりPACSという
FP事業をしているため
表現に悩みました。

FPに詳しくない方にこの記事で
ただただFPの良さを伝えることも
考えましたが、それによりどこかで
騙されてしまう事は避けたかったので
【FPは危ない】という方向性で
この記事を書きました。

悩まれていることの解決に向けて
お役立ちできれば幸いです。

最後までお読みいただき
ありがとうございました。

気になることやご意見、疑問質問など
何でも受け付けています。
お気軽にお問い合わせください。

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